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体が何で出来ているか分かるから、何を食べればいいのか分かるという栄養学の話

2022/03/21

※本ブログは、ミナミヨシトLINE公式にて発信している内容を更新しています。(ご登録はコチラ
今回の内容は2021年11月8日に配信した内容となります。


こんばんわ、ミナミです。


本日月曜日の夜は全国最大のトレーナースクール2ndPASSの授業ということで、先ほどまで講義をして今に至るわけですが、つい3日前まで東京に出張してたのにまた明日から1週間ほど出張という。


さて、最近野田のセミナーの募集を開始したということで、今回は栄養のことでも書こうかな。


栄養を学習するっていうのは結構多くの人が迷うところみたいで、よく質問されるのは「どの本で勉強したらいいですか?」っていう。これはね、非常に難しい。


解剖書だったら、個人的に「まずこれを買っておけばOK」というのはあるんだけど、栄養学は中々見つからない。というのも、この質問をしてくる方のほとんどがトレーナーやセラピストの方だからなんだけど、本当に栄養学を勉強しようとしたら、「生化学」から勉強しないといけない。


でも普通、栄養を勉強するっつったら例えば、5大栄養素があって、その中の炭水化物だったら単糖類と二糖類と少糖類と多糖類とって分かれて、単糖類だったらブドウ糖と果糖とガラクトースで、それぞれの生理作用と食品はetc....って勉強するでしょ?


でもね、これは本質じゃない。


栄養素っていうのは成分は何かっていうと、「化合物」なわけですね。化合物についてはみんな中学生の理化とかでやってると思うんだけど、一応定義としては「化学反応を経て2種類以上の元素が結合することによって生成する物質」みたいな感じじゃないですか。


で、同じように僕らヒトの体を作っている成分も化合物じゃないですか。え、ちなみに皆さん、自分の体の元素組成は大丈夫ですよね?


多い順に酸素・炭素・水素・窒素。これでほぼ97%。残りのカルシウムとかリンとかっていういわゆるミネラルが残りなわけですけど、「体が何で出来ているか分かるから、何を食べればいいのか分かる」じゃないですか。


炭水化物や脂質っていうのは元素レベルまで細かくすれば炭素と水素と酸素だし、たんぱく質なら炭素・水素・酸素・窒素。人間の約97%を作っているのものとほぼ同じじゃんね。だから、炭水化物と脂質とたんぱく質は大事ってことが言えるわけだ。


でね、僕らっていうのは化合物を体に取り入れて、これを材料としてヒトの体の構成成分を合成するでしょ。こうゆう「合成」とか、あとはエネルギーを作る「生産」っていうのは化学反応でやってるわけね。


ということは、僕らが健康的に生きていくというのは言い換えると、「正常な化学反応をし続ける」ということになるわけですね。


だから、栄養学の勉強をする本って言ったら必ず化学式とかが書いてあるわけ。


でもね、これを話したところでほとんどの人が拒絶反応を起こすことは分かっているわけです。その上で、「栄養を勉強するにはどの本がいい??」という質問はかなり難易度が高い質問なんですね。


「土台になる基礎は全部抜いて、使える知識だけ欲しい」みたいに聞こえるというか。でも、最初はそれでいいと思うし、そこから興味を持ったらさらに生化学とかも触れてみると良いんじゃないかな。


栄養だけ勉強してる人と、生化学から勉強してる人でレベルが段違いだから、だから野田の話なんかは一度聞いて欲しかったりするんだけどね。しかもリアルで。だって、みんな化学苦手じゃん。リアルで分からないこと直接一つずつ聞いた方がいい。動画で理解できるくらいならどの勉強も困ってないって。


最後のはちょっと蛇足だけど、栄養を勉強するっていうのが本来的にどういう話か伝わればいいなと思います。


というわけで、皆さん本日もお疲れ様でした!


ミナミ